らしくについて
誰もが自分らしく生きるための場所づくり。
私たちは、自立した生活ができる場所の提供を目的に、らしくを運営しています。 数年前から社会的入院ということが問題になっています。両親の高齢化や不慮の事故により、生活できる場所がなくなってしまった、治療の必要はないのに、受け入れ先がないため退院できず、入院を続けなければならない。 そんな精神障がい・知的障がいの方が多くいらっしゃいました。 社会的入院という問題をいち早く解決するには、まず受け入れ先がない方たちの居場所を作ることが必要です。 居場所があるからこそ、自立した人間に成長するための一歩を踏み出せます。 だからこそ、らしくを行き先がない方たち、一人ひとりの受け皿となる場所にしていきたいと考えています。
「できる」が増える喜びを。
私たちは、人の「できる」を増やすということを一番大事にしています。 前までは1人では朝起きることさえできなかったのに、今では自立した生活を送ることができる。地域で生活できなかった人ができるようになる。そんな「できる」が増えることに、私たちは自信や喜びを感じるのではないでしょうか。 自立して地域生活を送る練習や、生活する上でのスキルを伸ばす場所として利用していただきたいと考えています。 その人が成長するきっかけになり、「できる」ことを増やすことが私たちの一番のやりがいであり、喜びであります。
一人ひとりに寄り添った自立支援
らしくでは、一人ひとりに寄り添った支援をおこなっています。 一人ひとりに寄り添った支援をしているグループホームは珍しく、相談員さまやご家族さまから安心や信頼のお声をいただいております。 入居者さまが一人の人間として、自立して生きていけるようにするために、その人に寄り添って、スタッフが一丸となって支援していきます。
個人課題を見つける
入居者さまの課題を発見し、入居者さまごとに個人課題を設定しています。 入居者さまがその課題をどうやって解決していくか考え、その課題に呼応した個人ルールを設定することで、一つひとつの課題を着実に解決していきます。 個人課題ををクリアしていくことで、「できる」ことを増やし、人間としての成長をすることが目的です。
社会性を育む
地域社会で暮らすことを目標に、基本的なルールを守ることで社会性を育んでいきます。 まずは施設全体のルールの、時間を守ることから始め、なぜ時間を守る必要があるのかを知っていきます。 そうやって、一つずつのルールを守る意味を学んでいくことで、少しずつ社会性を育んでいきます。
「その人らしさ」を自信へと繋げ、その人が活発な生活を送ることができるように、 応援し続けたいという想いから「らしく」という名前になりました。
らしくでは、入居者さま一人ひとりの「その人らしさ」を大切にし、さまざまな障がいをその人の個性と捉えています。 「その人らしさ」をいかして、地域で暮らすことのできる体制をつくり、 自立した生活ができるように支援していきます。