スタッフ
フィリャオ 元美
生活支援員 フィリャオ 元美
- どのような仕事をしているのか教えてください
- 私は入居者さまの生活支援をおこなっています。
生活支援は、世話人さんとは違って、入居者さまの日々の調子をみながら、気分が落ち込んでいる人には声かけたり、相談に乗ったりなど精神面での支援をしています。
入居者さまはさまざまな方がいて、それぞれに悩みや考えがあるんです。日々一緒に過ごす中で、入居者さまは何が問題で何に悩んでいるのか、入居者さまと一緒に考えたりして、問題解決をしていきます。
入居者さまのことで世話人さんから連絡があった際には、いち早く入居者さまの元に駆けつけます。そのため、世話人さんと日々連携をとることを大事にしていますね。
他にもやっている業務はあるのですが、最近はサービス管理責任者のサポートもおこなっています。
これから私もサービス管理責任者になるために、個々のルール設定、見学対応、面接対応、個別支援計画作成など、いろいろな業務に携わってています。
介護の経験が長くて、障がい者の支援は今年の3月から始めたので、まだまだ入居者さまの対応についてわからないことが多いので、皆さまの支援を行いながら日々勉強しています。 - らしくに携わるようになったきっかけを教えてください
- 元々、らしくの運営会社であるソーシエグループに所属していて、新たに障害者グループホームを立ち上げるということで、お声がけいただき、携わるようになりました。らしくにくる前は、デイサービスでご老人の介護支援などに携わってきました。
元々、「支援」という共通項目から障がい者の支援にも興味があったんです。
介護業をずっとしていく中で、体力的にご老人の介護が難しくなってきたかも・・・と考え始めていたタイミングでお声がけいただいたので、自分のステップアップにもつながると思い、お引き受けしました。 - 働く上で大切にしていること、心がけていることを教えてください
- その人自身の想いを尊重することを、一番大事にしています。
らしくで共同生活をおこなう上で、入居者さまの考えや想いをまず一番に考え、「どうやったら生活していけるんだろう」、「どうしたらここの生活に馴染んでいけるんだろう」などの、具体的な解決策を考えていきます。
入居者さま個々の「こうしたい」という想いはもちろん汲みます。ですが、施設のルールは守っていただかないと、周囲が悪影響を受けてしまうこともあります。だからこそ、ルールが守れない時や、ルールの意味を理解していただけないときは、入居者さまの気持ちを汲んで、優しく声かけをしています。
ルールの意味を完全に理解できない時こそ、ただ「ダメだよ」と言うのではなくて、ルールの意図や重要さなどを、数日に分けて説明して、少しずつ理解していただき、ルールが守れるように支援しています。ゆっくり、コツコツと着実に成長していく入居者さまの姿を見ると、やっててよかったなと感じます。
ご老人の介護と比べると、障がい者の支援はアプローチの方法が全然違うんです。
今までご老人の介護で培ってきた経験が全く通用しなかったので、いろいろ戸惑う部分や驚く部分が多くありました。けれど、ポジティブに考えると毎日が新しい発見だなっと思え、最近は毎日が発見の連続でとても楽しいです。
障がい者の方は一人ひとりに個性があるので、ルーティーンが通用しないこともあります。昨日まで大丈夫だったことが急に通用しなくなったり・・・逆に昨日までダメだったことが、いきなりできるようになったり。
入居者さまごとに、もっと細かく分析していく必要があるので、本当に日々勉強という感じですね。根気が必要な仕事だと感じることもあります(笑)
どんなに説明して成長しても、またできなくなってしまったり、元に戻ってしまったりする時もあります。しかし、成長するための屈伸だと前向きに捉え、また違う形で、彼らのストレスやプレッシャーにならないようにアプローチをかけながら、正しい方向へ導いていきたいと思います。 - 今後の目標を教えてください
- たくさんの入居者さまと関わっていろいろな経験をして、どんなケースにも柔軟に対応できるように知識を増やしていきたいと思っています。
将来的に資格習得も考えていますが、今はまず、日々の業務で経験値を積み、勉強することを精一杯にやっていきます! - らしくに興味がある方へメッセージをお願いします
- 新しいことを始めるというのはすごくドキドキすることだと思います。
でも、未来の立派な自分を想像して、将来に向けて新しい一歩を踏み出して欲しいなと思います。
そのためにできることがあれば、お力になりたいので、なんでも相談してください!
問題や悩みを抱えた入居者さまに寄り添って、一緒に考えて答えを探していけるような支援をしていきます。